成人式で守るべきマナーを知ってる?してはいけないNG行動とは
成人式は大人になったお祝いをする式典です。同時に懐かしい仲間と再会できる日です。何を着ていくか、どんなメイクにするか考えることでしょう。今回は、服装やメイクについてご紹介します。あわせてマナーや振る舞いもご紹介するので、見た目だけでなく上品な振る舞いをし、マナーを守り、素敵に大人になった自分を見てもらいましょう。
TPOをわきまえた服装で参加しよう
成人式には決まった服装はありません。和服やスーツでなくてはならないといった決まりもありません。しかし、式典であるためフォーマルな服装で出席しましょう。露出の高い服やカジュアルや服装は避けてください。TPOにあった服装は大人のマナーのひとつといえます。
実際、ほとんどの女性は振袖を着て出席します。振袖は日本の未婚女性が着る着物の中で、もっとも格式が高いとされています。振袖はおおまかに分けて3種類あり、成人式で着用するのは中振袖といいます。一般的によく利用されるのは、この振袖です。基本的に振袖は未婚の女性が着用します。既婚女性は留袖を着用します。絶対の決まりではありませんが、30代になると留袖を着る人が多くなってくるようです。
振袖は、今しか着ることのできません。華やかな柄のものもよいでしょう。きれいに着こなして楽しんでください。振袖は高価なうえ日常的に使うものでもないので、レンタルする人が多いようです。着物レンタル予約のピークは成人式の約1年前だそうです。好きな着物を選ぶためにも、レンタルの場合は早めに探しましょう。
メイクは濃すぎず薄すぎずやりすぎないように
メイクや髪型も決まりはありませんが、服装同様TPOにあわせましょう。「ヘアセットは美容室でするけれど、メイクは自分でする」という人が多いと思います。振袖は華やかであるため、メイクが薄すぎると振袖にあいません。
しかし、はりきって濃すぎるメイクをしてしまうとフォーマルな雰囲気がなくなりメイクがういてしまいます。薄すぎず、濃すぎず適度なメイクで、上品に仕上げましょう。難しいという場合は、美容室でヘアセットと一緒にメイクもお願いしてみましょう。
荷物は必要最低限に抑える
振袖は、未婚女性の正礼装でありもっとも格式の高い着物なので着こなしにも配慮が必要です。振袖にあわせるバックは礼装用が基本です。フォーマルな場のふさわしい華やかなデザインのものが中心です。身体の横幅に収まるサイズで、横長の形状のバックが上品で着物とバランスのよいコーディネートになります。
礼装用のバックは、普段使用するバックよりも小さいサイズになります。荷物は最小限にし、礼装用のバックに収まるようにしましょう。荷物が多いと、慣れない振袖で動きにくくなります。式では記念品も用意されており帰りは荷物が増えるため、持っていく荷物は少ないほうがよいでしょう。お財布はコンパクトにします。鏡やリップ、ハンカチ、ティッシュ、スマートフォンなど事前に最小限に厳選しておきましょう。
式典中は私語やスマホは厳禁
地域によっても異なりますが、式典の所要時間は約40分~1時間半程度です。懐かしい仲間が集まり、話が盛り上がるでしょう。しかし、式典では私語は厳禁です。新成人として、お祝いにきてくださった方の話をきちんと聞きましょう。もちろんスマホも厳禁です。
近年、成人式のマナーの悪さが毎年のようにニュースにとりあげられています。これは、もちろん一部の人達の話です。しかし皆、成人式は大人の仲間入りという意識を忘れずに持っていてください。式典が終わった後に、お友達とゆっくり話しましょう。
華やかな衣装にふさわしい所作を心がける
振袖は普段の洋服とは扱いも違います。着崩れることのないように、また着物を汚すことのないように、そして振袖にふさわしい美しい所作をこころがけましょう。振袖を着ているときは背筋をのばしきれいな姿勢を保ちます。歩くときはやや内股ぎみに歩くと、裾が広がらずきれいな歩き方になります。歩幅は、普段の半分くらいの小さな歩幅で歩きましょう。
階段では、両方の袖をまとめて床に引きずらない程度に手で持ち上げて、もう片方の手で裾は引きずらないように軽く手で持って歩きます。袖や裾を踏み階段で転倒すると危険なので、気をつけてください。
座るときは、左右の袖を身体の前でまとめてから座ります。座っている最中も袖が床につかないように、袖は膝の上で重ねて手を添えておいてください。また浅めに座り、帯がつぶれてしまわないようにします。
車に乗るときは、まず腰から先に入り、頭、足の順に入ります。椅子に座るとき同様、帯がつぶれてしまわないように浅めに座りましょう。また吊革につかまる、グラスを持つ時など腕を上にあげるときは、反対の手で袖口をおさえて腕や肘が見えないようにしましょう。
まとめ
成人式は大人になった人をお祝いする式典です。たくさんの人がお祝いのために、式典の準備や参加をしてくれます。育ててくれた親や開催してくれる方に感謝し、大人としてのマナーを守って出席しましょう。また華やかな振袖に身をつつみ、それにふさわしい所作で大人になった自分を見てもらいましょう。懐かしい仲間とお互いに大人になった姿で会えば、素敵な一生の思い出になります。