お店によって違う!振袖をレンタルできる期間はどれぐらい?
成人式では振袖レンタル業者から振袖をレンタルしようと考えている人が多いと思いますが、どれくらいの期間、振袖を借りていられるかというのはご存知でしょうか。成人式の前日に届いて、式の翌日には返却しなければいけないという風に想像している人もいるかもしれませんが、振袖のレンタル期間はお店によってかなり違いがあります。
レンタル期間はお店によってさまざま
振袖レンタルのお店で振袖をレンタルできる期間には、お店によってかなり幅があるのが特徴的です。3泊4日という短期間しか振袖をレンタルできないお店から、1か月以上といった長期間振袖のレンタルができるお店まで存在します。
レンタル期間はお店のホームページに掲載されていることが多いですが、その情報から更新されている可能性もあるため、レンタルするときは必ず直接、振レンタル店に問い合わせをしてどれくらいの期間振袖を借りることができるのかを聞いておくことが必要です。期限を過ぎると延滞料金の支払いをしなければいけなくなる場合もあるので、余計な出費を防ぐためにはしっかりとした確認が欠かせません。
また振袖を借りられる期間だけでなく、予約してから振袖が届くまでの期間にもお店によって差があります。ほとんどのお店では、予約した振袖が実際に手元に届けられるのは成人式の直前です。
具体的には、だいたい式の2~3日前に届きます。当日まで余裕はありますが、少し遅いと感じる人もいることでしょう。そんな人には、予約するとすぐに振袖を届けてくれるお店がおすすめです。
そうしたお店の場合、振袖が手元に届いたら返却期日まで何度着てもよいという風になっていることがあります。レンタル期間の確認をするときは、どれくらい借りられるのか以外に、振袖がいつ届くのかを確認することも大切です。
レンタル期間が長いと便利?
振袖は成人式に着て行くのが目的なのに、1ヶ月、もしくはもっと長い期間振袖を借りられることがあるのはなぜなのでしょうか。その答えは、振袖は成人式以外にも使えるからです。
成人式が行われるのは成人の日になっている1月11日頃であることがほとんどですが、1月といえば新しい一年の始まりの月であり、月初めには元旦の初詣というイベントもあります。成人式用の振袖を一ヶ月ほどレンタルできるプランを提供しているお店がある主な理由は、このように、お正月などにも振袖を着てもらうためです。
お正月の初詣だけでなく、短大や専門学校であれば振袖のレンタル可能期間と卒業式のタイミングを事前に確認しておけば、成人式だけでなく卒業式も振袖で出席できることになります。卒業式に袴を着る予定の方でも、式典の後の卒業を祝う会などで振袖を着れば、わざわざフォーマルドレスを用意する手間や費用をかけなくて済みますし、卒業式という節目に格式高い振袖を着るのはおすすめです。
少し前にはなりますが、振袖の販売やレンタルをしていたある業者が成人式当日に突然休業し、そこから振袖をレンタルする予定だったたくさんの新成人が被害を受けるという事件が起こりました。決してよく起こるような事例ではありませんが、そういったケースもあることを思うと、事前に自分の手元に振袖を置いておけるというのは安心です。
長くレンタルする場合のデメリット
どちらかといえばレンタル期間は短いよりも長いほうがなにかと便利ですが、長くレンタルする場合、メリットだけでなくデメリットもあることには要注意です。長期間レンタルするということは、手元に振袖がある期間が長くなるということなので、短期間だけレンタルする場合にはあまり存在しない「管理」の大変さが発生してきます。
振袖はとても繊細な衣装であるため、丁寧に管理しないと傷などが付いてしまう可能性があります。借りる期間が長いというのは、それだけ管理を徹底しなければいけない期間も長いということです。なるべくそのプレッシャーを背負う時間は短くしたいというのであれば、レンタル期間が短めのお店を選んだほうがよいといえます。
しかし、レンタルで振袖の取り扱いかたを覚えておけば、将来いつか購入したときに困らずに済むことでしょう。もし買う機会が訪れなかったとしても、振袖を管理する正しい方法を学べるというのは貴重な経験です。
また、ただ着るだけでなく管理することも振袖をレンタルするときの楽しい部分だと考えるなら、取り扱いに気を付けなければいけないというデメリットは逆にメリットだと捉えることもできます。
まとめ
振袖をレンタルできる期間はお店によって違っていて、そのうえ予約をしてから振袖が届くまでの期間にもお店ごとに差があります。3日ほどしか借りられないお店もあれば1か月以上レンタル可能なお店もありますが、成人式以外にも使えるということを考えると、振袖が早く手元に届き、レンタルできる期間が長いお店を選ぶほうがおすすめです。